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2014年9月28日 (日)

ほうれんそう

ほうれんそうについて考えた。


http://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/yasai/images/houren01.jpg (ちばのほうれんそう)

菠薐草ではなく「報・連・相」。
元山種証券社長の山崎富治氏の発案らしい。

 「報・連・相」は常識になっているけど、「報・連・相」を管理ツールとして捉えているか、情報共有ツールとして捉えているかで意味はまったく違う。

管理ツールとして捉えるなら

 報告・連絡・相談すべてについて上下関係を前提にしている。
本来は、報告は部下→上司、連絡は上下無し、相談も上下無しだが、部下の管理ツールとして捉えている人は「報・連・相」いずれも部下→上司と考えているのではないだろうか。σ^^)もそう思っていた。(年寄りは「報・連・相」が好きなはずだ)
 上司は、適当な「報・連・相」があれば致命傷を負う前に対策が打てると思っている。放っておくと致命傷を負いそうなダメ部下に対しては「報・連・相」は有効なツールだと。 しかし、コミュニケーションを部下→上司に頼っている時点でダメ上司ではないか。

情報共有ツールとして捉えるなら

 報告を除いて上下の関係はない。重要なことは役職を問わず積極的に情報を発信することだろう。
 事実、判断に迷うと部下にも相談するし、重要なことは部下に連絡している。当然だ。

 情報共有のキモは自ら情報を発信することだが、情報を共有する風土が無い職場では情報発信のハードルは高い。このような「風通しの悪い職場」では、『上司も部下も「報・連・相」キャンペーン』は分かりやすい。

 しかし、「報・連・相」が部下→上司と考えると、上司は情報を受け取るだけなので非常に楽だ。
人間は基本的にワガママなので、都合の悪い情報や受け取った情報が理解できない場合には情報を発信した部下の責任にしてしまう。

更に、

上司が判断に迷うのは部下が「報告」しないからだ。
仕事がどこまで進んだのか分からないのは部下が「連絡」しないからだ。
部下が判断に迷うのは上司に「相談」しなかったからだ。

となる。

 このような上司がはびこってきたので、山崎富治氏の意図を拡大解釈して「報・連・相」はビジネス・マナーということにして、部下から上司に情報を伝えようとしているのでは?

 つまり、ダメ上司を使うため、ダメ上司にダメ出しされないために「報・連・相」が必要なのかもしれない。

 とすると、「報・連・相」を多く受けている上司はダメ上司ということか?

気をつけよう...

『ほうれんそうが会社を強くする : 報告・連絡・相談の経営学』を読んでみよう。


参考にしました

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