マネンジメント エッセンシャル版 -基本と原則
マネンジメント エッセンシャル版 -基本と原則 P.F.ドラッカー(著)上田 惇生(訳) ダイヤモンド社
ドラッカー先生はずいぶん前から知っていたのだが、10数年前『プロフェッショナルの条件』から読み始めた。その頃はマネジメントには興味がなく、プロフェッショナルが最大の関心事項だった。
その後、 『チェンジ・リーダーの条件』、『イノベーターの条件』、『非営利組織の経営』、『テクノロジストの条件』と、通勤途中の本屋にあるドラッカーを片っ端から読んだら、読んでないのは『マネジメント』だけになった。
『マネジメント』は読もう、読もうと思いながら、なんとなく避けているところがあった。管理職=マネジャの誤解があって避けていたのかもしれない。
『マネジメント』を読んでそれほど難解に感じなかったのは、「~の条件」シリーズを読んでいたからなのかも知れない。
ドラッカー先生の謂う「マネジメント」は考え方である。
ナントカ・マネジメントはたいてい実装まで考えてある。ツールまで提供してくれるものもある。しかし、ドラッカー先生の「マネジメント」は考え方なので実装は自分で行なければらない。
マネジャになると、リソース(人物金)の配分を受けて業務のマネジメントを行うことになるのだが、業務内容は同じでも環境は異なる。期待される成果が異なる場合もある。マネジャは自分置かれた環境に合わせて、マネジメントの実装を行い、運用を行い、成果をあげる。
実装を行わなず、運用を行わない「マネジメント」は絵に描いた餅である。
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