部下から上司への7通の手紙
部下から上司への7通の手紙 Tech総研
上司に対する疑問や不満を若手エンジニア(20歳~30歳)からアンケートで集め、多かった7つの質問について上司(30歳~45歳)にアンケートを行うという企画。
部下から上司への7通の手紙
- なぜ納期ギリギリで、残業すると分かっている仕事をさせるのですか?
- なぜ突発的な仕事が入ってくるのですか?
- なぜ言うことがコロコロと変わるのですか?
- なぜいつもお客の言いなりなのですか?
- 評価の基準がわかりません、どう評価しているのですか
- スキルを磨く時間がないのですが、部下のスキルアップはどう考えていますか?
- 本音では部下のことをどう考えていますか?
なるほど、若い頃思っていたことだ。
歳を取って上司の肩書が付いたので答えてみる。
1. なぜ納期ギリギリで、残業すると分かっている仕事をさせるのですか?
この仕事ができるのはウチだけとか、断ることが出来ない仕事があって、しかも期限が重なった場合にはどうしても残業せざるを得なくなります。
余裕があるときに、定時で帰られる環境にしたいと思っています。
2. なぜ突発的な仕事が入ってくるのですか?
扱う仕事が突発的(人が制御できない)でしかも期限が短いことが多い職場なので、突発的な仕事に対応してナンボです。
突発的な仕事に対応する瞬発力が必要ですが、仕事の瞬発力を高めるためには技術力の向上と経験が必要です。
技術力は予め高めることができますが、経験は突発的な仕事に対応するしかないので、積極的に突発的な仕事に対応しましょう。
3. なぜ言うことがコロコロと変わるのですか?
それは、上司も成長しているからです。
無謬性が求められることが多い職場で意見を変えることは勇気がいることです。
御都合主義で意見を変えるのは論外ですが、変えたことに一理あれば良いのではないかと思います。
4. なぜいつもお客の言いなりなのですか?
顧客からコンタクトある場合には、顧客は何らかの要望を持っているので、真の要望に応えたいと思っています。
当然、我々が顧客の要望に応えられないならば、代替案を紹介します。
5. 評価の基準がわかりません、どう評価しているのですか
他所では解決できなかった案件が持ち込まれる部署なので、数値目標を設定しにくく、客観的な評価は難しい。成果の重要度、量で判断しますが主観的な評価は存在します。
例えば、1年間目立った成果はなくても、これまで誰も解決できなかった案件が1回でも解決できたなら高い評価をします。
6. スキルを磨く時間がないのですが、部下のスキルアップはどう考えていますか?
業務で最低限必要なスキルについては訓練します。
それ以上のスキルアップについては、スキルアップしようとしている人を応援します。
スキルアップしようと思わない人やスキルアップしようと思っているけど行動していない人は、まだ「その時」が来ていないのだと考えているので見守っています。
部下のスキルアップを考えていないとか、スキルアップについて自分だけ配慮されていないと思うことがあるかもしれませんが、あなたが、スキルアップをしようと思って実際に行動を始めるとちゃんと応援するので安心してください。
7. 本音では部下のことをどう考えていますか?
役割分担をして目標を達成する仲間です。
上司になれば、環境、責任、考え方も変わるのだけれど、
- 文句だけ
- 正論だけ
- 仕方ない
ではダメだ。
問題を「仕方ない」と投げ出さず、文句や正論を行動しないことの言い訳にせず、自分の置かれた立場で判断して行動することが重要だと思う。
- ちょっとカッコ付けたかも (^^;
- ここに、部下を持っていない人の意見がある
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