本当に頭がいい子の育て方
高濱正伸氏は、「本当に頭がいい子」とは「他人を幸せにできるひと」だという。
「知識偏重」ではなくて、人間の土台を作りたい、「本当に頭がいい子」を育てたいのだという。
英語ができる子どもは、基本的に「コツコツタイプ」だそうだ。また、 「他者性」の弱い子どもは、学力の上でも社会的にも大きく伸びることがができないそうで、お兄ちゃん、お姉ちゃんは、「他者性」がある子どもが多いのだそうだ。
このように言われると、「注意散漫タイプ」で「下の子」で他人に興味のない「他者性」の弱いタイプのσ^^)としては、 自分ではどうしようもないことをあれこれ言われてもなあと、つい思ってしまう。
気になるのは、高濱正伸氏が塾の経営者だから仕方が無いのかもしれないが、この本の成功例は、中学試験の合格例だったり、難関校の合格が多いこと。
「本当に頭がいい」→ 中学受験に成功したり難関校に合格する → 「他人を幸せにできる」
なのだろうか。 ちょっとヒネてるな > σ^^)
高濱正伸氏は小中高校生に対する教育哲学があってそれを実践しておられ、その哲学は共感できる。
教育の成果を計ろうとすると、塾の経営者という立場上、中学受験や難関校受験の結果にならざるを得ないということだろう。
高濱正伸氏の「本当に頭がいい子」=「他人を幸せにできるひと」の評価にはもう少し長い期間(数十年)が必要なのだろう。
« 技術者のマネジメント | トップページ | 技術者のマネジメント(2) »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 責任あるAI <「AI倫理」は「AIを使う人の倫理」>(2021.09.24)
- 好きのパワーは無限大 <笑顔のヒミツがココにある>(2021.06.30)
- AM/FMラジオ&トランスミッタ製作集(2021.06.25)
- 起業の天才(2021.06.23)
- 不屈の棋士 <AIの捉え方と情報リテラシ->(2021.06.06)
コメント