吉田松陰と久坂玄瑞 高杉晋作、伊藤博文、山県有朋らを輩出した松下村塾の秘密
吉田松陰と久坂玄瑞 高杉晋作、伊藤博文、山県有朋らを輩出した松下村塾の秘密 河合敦 幻冬舎新書
半藤利一氏は昭和史1945-1989の最後で
「君は功をなせ、われは大事を成す」という悠然たる風格をもつことができるか。
と書いている。
この言葉は、吉田松陰が過激な言動により投獄されて尚、門弟に決起を求めた結果、門弟から血判状まで添えて自重を促された結果、発せられた言葉である。
「悠然たる風格」ではなく、門弟達に対する怒りと失望、自分が行動できない無念が篭った言葉だ。
この言葉は、常識では師が弟子に発する言葉ではない。吉田松陰は門弟達を同士と思っていたのだろう。でなければこのような言葉は出てこないと思う。
国を憂い国を変えようとする者は、自分の考え方を多くの人に伝えなかければならないが、指導者が後進を導くという姿勢ではなく、同志として迎えて目的に向かって共に行動するという姿勢が必要だ。
覚悟の磨き方をもう一度読んでみよう。
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