ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則
ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則 ジム・コリンズ 日経BP
ビジョナリーカンパニー・シリーズは「衰退の五段階」(2012/5/1)から読み始めたので迂闊にも「飛躍の法則」は読んでいなかった。
「ビジョナリーカンパニー 特別編」(2015/1/)を読んだら、飛躍の法則を合わせて読むと良いとあったので読んでみることにした。
ビジョナリーカンパニー・シリーズは多くの企業を調べて、そこから法則を見出すという帰納的なスタイルだ。ナントカ理論が先にあるわけではない。
- 第五水準のリーダーシップ
- 誰をバスに乗せるか
- 針鼠の概念
- 弾み車と悪循環
等のキーワードは特別篇にも出てくる。
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組織に合わせて人事配置をしようとすると、答えのないジグゾーパズルみたいで結構大変だ。 この本の第三章にある「最初に人を選び、その後に目標を選ぶ」ができればよいのだが、
はっきりさせておきたいが、この章の要点は適切な人材を集めることではない。それだけであれば、新しい点は何もない。
まずはじめに適切な人をバスに乗せ、不適格な人をバスから降ろし、その後に何処に行くかを決めること、これがこの章の要点である。
もうひとつ第二の要点として、意だな企業への飛躍には、人事の決定に極端なまでの厳格さが必要なことが上げられる。
だという。
「適切な人をバスに乗せ、不適格な人をバスから降ろすこと」より「人事の決定に極端までの厳格さで実行すること」の方が難しいと思う。
不要な運転手をたくさんバスに乗せているからだ。まず不要な運転手をバスから降ろさなくてはならない。
「誰も辞めない会社」(2013/2/20)にもバスの例えがある。
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