社員が自律的に成長し続ける組織の創り方
社員が自律的に成長し続ける組織の創り方 上林周平 ITメディア
上林周平氏は
育成というと、やり方を教えることだと捉えがちだが「経験学習サイクル」を自ら回せるようにすることが最も重要なことである。
という。「経験学習サイクル」は、デービット・コルブ氏が提唱する学習モデルで、
- 「経験」
- 「内省」を通じて、経験を観察し振り返る。
そして、経験から今後に使えるような概念化を行って - 「持論化」として蓄積
- 「実践」として、新しい取り組みを行う。
というもの。(解説が http://www.hj.sanno.ac.jp/cp/page/7709 にある)
とはいっても、現場では仕事は多いし、人は増えない。自ら成長のために行動しなくてはならないと感じてはいるが、「忙しくて無理!」と思っている人は多い。
ここでも、上林周平氏は厳しい
時間という分かりやすい理由を持ち出すことによって、行動していない本当の理由から目をそらしている人は多い。掘り下げて聞いて行くと「これ以上は無理」という気持ちが、結果として「忙しい」という言葉を引き起こしていることが多いのだ。
「忙しい」は「行動していない本当の理由から目をそらしている」のだと。
そして、「忙しい」と感じる原因はマネジャにあるのだと。
- 「日常的に声をかける」「聞き役になって否定しない」といういつでもできるコミュニケーションをとることができる状態になっている
- 「成長の魅力」「周囲の期待」「期待ステージ」をしっかりと伝えている
ことが実践できている職場は、相対的に「無理」と感じていないのだそうだ。
仕事が多いこと、人は増えないことは、現場のマネジャでは如何ともし難いことは多い。
しかし、上記の2点は、現場のマネジャが実行できることだ。
マネジャは「忙しい」を止めて、実行すること。
産能大研究所のページによく似た記事がある。「職場における経験学習の支援」
ライタは、杉浦 斉 総合研究所ソリューションシステム開発センター長
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