チーズはどこへ消えた(2)
チーズはどこへ消えた スペンサー ジョンソン (著), 門田 美鈴 (翻訳) 扶桑社
この本に対する批評はたくさんある。「説教臭い」とか「茶番」だとか。
批評している人は、小人とネズミと迷路を上から俯瞰しているのではないだろうか。つまり、全知全能の神の視点でこの物語を読んで批評しているのではないだろうか。
この話は現実社会では良くある話である。技術者が多い職場にいると、使えなくなった時代遅れの技術にしがみついている、「済んだ技術者」を見かける。
新しい技術を修得するわけでもなく、マネジメントスキルを獲得するわけでもなく。
若者や部下から疎んじられているヘムは身の回りに多くいる。ヘムがとった行動は普通の人間にありがちな行動なのだろう。
神目線ではなく今の自分に置き換えてみれば、この物語に登場する2匹と2人の典型的な行動パターンのうちどれが今の自分に必要な行動がわかる。
たぶん、神目線で批判することではないだろう。
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