風に立つライオン
さだまさしの同名の曲があって、その曲に惚れ込んだ大沢たかおが、さだまさしに映画化を持ちかけ、映画化を前提に書かれた小説を三池崇史の監督で撮った映画
ほぼ原作どおりだが震災以降の話は端折ってある。映画の終盤でまだ半分か?と思ってしまった。
小説は登場人物の手記や手紙で構成されているので、時系列が前後している。映画では主人公の友人を演じていた萩原聖人は現在のシーンではちゃんと老けていたのだが、主人公の恋人役の真木よう子は現在のシーンでも老けていないものだから、過去のシーンか現在のシーンなのか分からなくなる。
事前学習が必要な映画だ。一緒に見た娘は、「真木よう子の件は余計じゃないの」と言う。
そもそも、さだまさし歌は、恋人を日本に残してアフリカに赴任した医師が元恋人に宛てた手紙がテーマだから、真木よう子の件が無くなると、映画自体意味がなくなってしまう。
小説では、航一郎→ンドゥング→あつお の絆の連鎖がもうひとつのテーマである。
映画では、この二つのテーマを盛り込んだので余計分かり難くなったのだろう。日テレの金曜ロードショーでやるときには、カットされてますます分かり難くなるのかなあ
さだまさしの歌も知っていて小説も読んだという、さだまさしによるさだまさしファンの為の映画だ。
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映画館貸切り状態だった。
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