情報共有(3) <どうやって共有するのか>
ある会社の「情報共有」の方法が、よく考えられていて素晴らしかった。
知と知を繋ぐ Book & Apps
成功のポイントは
- 最初にある程度の情報量を入れてしまう
- すぐに役立ちそうな情報をランキングなどでわかり易く提示する
- 信頼できる人から利用を勧められる
- 自分も発信できる
というもの。このポイントは一見そんなに難しいことではないように思える。
何度も「情報共有」に挑戦していると分かってくる。 問題は、なぜ、「情報共有」の仕組みにこのポイントが実現できないかである。
いまのところの理解は、その組織において「情報共有」が必須だと思われていないからだろう。
経営層に近い人達だけでなく多くの人たちが「情報共有が有効」だとは思っているが、「情報共有が必須」だとは思っていないからだ。
最近のICT業界は扱う範囲が広くなって、必要とする情報の範囲も広くなっている。
20年くらい前「ICT」が「IT」と「CT」に分かれていた頃は、特定の範囲だけをカバーすればよかった。
例えば、「CT」で扱っていた「移動無線伝送路の保守に関する情報」は狭いが、「ICT」で扱う「スマホからの個人情報流出に関する情報」は極めて広く複数の分野を網羅しなければならない。
今の年寄は「IT」と「CT」に分かれていたころ現場にいた人達だ。年寄は自分の専門以外の分野をどうやって網羅するかを考えない。昔は個々が頑張ることで全体が網羅できていたから、「情報共有は有効」という認識しかない。
今や、個々が頑張っただけでは、とうてい全ての分野を網羅することはできない。組織的な対応が必要だから「情報共有が必須」なのだが、年寄りは認識を変えられないのだろう。
具体的な方法論の前に、意識改革や風土改革で引っ掛かっているからなあ...
続くかも...
冷静になって読み返してみると、ほぼ愚痴だ。 (^^; 下のリンクを読んで1年前の自分に教えられた。 んっ!! この1年成長していないということ?(2015/07/31)
- なぜ日本企業では情報共有が進まないのか(2014/05/01)
- 情報共有(2014/05/05)
- 情報共有(2) 何を共有するのか?なぜ共有するのか?(2014/05/11)
- 情報共有(3) <どうやって共有するのか>(2015/07/31)
- 情報共有(4) <ありがちなケース1>(2015/08/02)
- 情報共有(5) <ありがちなケース2>(2015/08/04)
- 情報共有(6) <理想的なケース>(2015/08/12)
« TED世界を魅了するプレゼンの極意 | トップページ | 情報共有(4) <ありがちなケース1> »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 修理(4) <とうとう修理不能>(2022.11.08)
- LANケーブルテスター(2022.05.18)
- 今時のWebサイトを構築してみた(2022.05.16)
- Type-C 充電器(2022.04.29)
- 全館停電 <ネットワークトラブル訓練>(2022.03.12)
コメント