フォト
無料ブログはココログ

MyList

« 情報流通 <風通しの良い職場> | トップページ | 上司対応と基本方針 »

2015年7月13日 (月)

iPhoneリモコン付イヤホン

 iPhone用のリモコン付イヤホンを自作機器に使えないかと思い、ぐーぐる先生に聞いてみても情報は少ない。
 その中で、さくら もものこさんのブログ「時代遅れのアナログ爺さん」に「100円 iphone用リモートシャッター分解
iPhone純正のリモコン信号」を見つけた。

 さっそく100均でiPhone用リモコンシャッターを買ってきた。

Remoconshuter Remoconshuter1

さくら もものこさんのとは外形が違うけど中身は同じ基板のようだ

Rmoconsuter_2

Rmoconsuter_3

RYCM301という謎のチップがある。
↓こんな回路のようだ
Iphoneremocon

 iPhoneのリモコンはマイク端子を利用して周波数で制御しているようだ。

 トラ技(2015/7)でiPhone用の有料アプリe-scope3-in-1が紹介されていた。マイク入力を使ってオシロスコープ、FFTアナライザに、ヘッドホン出力を使ってオシレータになるというもので株式会社e-skettが作っている。

 これを使うとリモコンの信号が見えるのではないかと思い、やってみた。

 シャッターボタンを押したときの信号↓

Remoconshutersignal

 左端(-40ms)でSW1がONになってトリガが掛かっている。

  • -40ms~10ms
    50msくらいの間のSW1 ON時のチャッタ(スパイク状のノイズ)が出ている
  • 10ms~240ms
    レベルが下がった信号が出る。(R3 220Ωでショートされるのでレベルが下がる)。
  • 240msから290ms
    SW1がOFFになってチャッタが50msくらい出ている
  • 290ms~480ms
    240mvp-pくらいの信号が出る。(リモコン+ボタン)
  • 480ms~
    その後、16mvp-pくらいの信号が出ている。(リモコン接続信号か?)

左:リモコン接続信号(SW OFF時)  右:FFTアナライザ
Signalswoff Fftswoff

FFTアナライザで見ると、969Hzのシングルトーンがでている。オシロの波形を見ると低い周波数の信号が乗っているような気がする。

SW1のON-OFF後に出る信号は
Signalswon

いかにも、2周波の信号だ。
この部分を切り取ってFFTに掛けようとすると...できないらしい。e-scope3-in-1のFFTアナライザ機能は入力信号を連続的にFFTする機能しかなく、オシロでキャプチャした信号をFFTできないようだ。 orz

 この信号はSW1 OFF時にバースト的に出るので、 e-scope3-in-1のFFT機能で見ると一瞬表示されるがキャプチャできない。

 仕方ないので、iPhoneの録音ソフトで録音してPCに転送して別のアプリで見ることにした。使ったのはWavePadの無料版

左:SW1 ON時のFFT 右:低い周波数の拡大

Iphoneplusfft Iphoneplusfft473

473Hzと968Hzだ。

 さくら もものこさんの記事では、単周波の信号が切り替わっているのだが、見てるところが違うのかな?


Reverse Engineering the iPod Shuffle 3G headphone remote protocol
(http://david.carne.ca/shuffle_hax/shuffle_remote.html)


最近の投稿】【最近のiPhone

« 情報流通 <風通しの良い職場> | トップページ | 上司対応と基本方針 »

iPhone」カテゴリの記事

イヤホン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: iPhoneリモコン付イヤホン:

« 情報流通 <風通しの良い職場> | トップページ | 上司対応と基本方針 »