iPhoneリモコン付イヤホン
iPhone用のリモコン付イヤホンを自作機器に使えないかと思い、ぐーぐる先生に聞いてみても情報は少ない。
その中で、さくら もものこさんのブログ「時代遅れのアナログ爺さん」に「100円 iphone用リモートシャッター分解 」
「iPhone純正のリモコン信号」を見つけた。
さっそく100均でiPhone用リモコンシャッターを買ってきた。
さくら もものこさんのとは外形が違うけど中身は同じ基板のようだ
iPhoneのリモコンはマイク端子を利用して周波数で制御しているようだ。
トラ技(2015/7)でiPhone用の有料アプリe-scope3-in-1が紹介されていた。マイク入力を使ってオシロスコープ、FFTアナライザに、ヘッドホン出力を使ってオシレータになるというもので株式会社e-skettが作っている。
これを使うとリモコンの信号が見えるのではないかと思い、やってみた。
シャッターボタンを押したときの信号↓
左端(-40ms)でSW1がONになってトリガが掛かっている。
- -40ms~10ms
50msくらいの間のSW1 ON時のチャッタ(スパイク状のノイズ)が出ている - 10ms~240ms
レベルが下がった信号が出る。(R3 220Ωでショートされるのでレベルが下がる)。 - 240msから290ms
SW1がOFFになってチャッタが50msくらい出ている - 290ms~480ms
240mvp-pくらいの信号が出る。(リモコン+ボタン) - 480ms~
その後、16mvp-pくらいの信号が出ている。(リモコン接続信号か?)
左:リモコン接続信号(SW OFF時) 右:FFTアナライザ
FFTアナライザで見ると、969Hzのシングルトーンがでている。オシロの波形を見ると低い周波数の信号が乗っているような気がする。
いかにも、2周波の信号だ。
この部分を切り取ってFFTに掛けようとすると...できないらしい。e-scope3-in-1のFFTアナライザ機能は入力信号を連続的にFFTする機能しかなく、オシロでキャプチャした信号をFFTできないようだ。 orz
この信号はSW1 OFF時にバースト的に出るので、 e-scope3-in-1のFFT機能で見ると一瞬表示されるがキャプチャできない。
仕方ないので、iPhoneの録音ソフトで録音してPCに転送して別のアプリで見ることにした。使ったのはWavePadの無料版。
左:SW1 ON時のFFT 右:低い周波数の拡大
473Hzと968Hzだ。
さくら もものこさんの記事では、単周波の信号が切り替わっているのだが、見てるところが違うのかな?
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