故郷 <故郷=田舎ではない>
近所の団地の夏祭りに行った。この団地は昭和60年代に埋め立てたところだから、団塊の世代が田舎から出てきて住みついた団地だ。
地方の田舎から都会に出てきて住みついた団塊の世代は、年を取ってしまったので、今は団塊ジュニア・ジュニアの時代だ。でも、年寄りがしゃしゃり出てくるので始末が悪いらいしい。
田舎でも、ご意見番の年寄りはいる。そんな年寄りを蔑ろにしてはいけない!
20年くらい前に近くの団地に住んでいて自治会の役員をやったことがあるのだが、その団地に住んでいる人達は皆地方から出てきて3年くらいで帰るので、ご意見番はいない。そして、地域に愛着がない。(仮の住処だから)
子供たちは、団地の祭を楽しみにしているのだが、大人たちは故郷の祭りと比べるのでニセモノ感があって醒めてる。祖先が受け継いできた祭を知っていると、最近始めた祭はママゴト感は否めない。
ところが、今日行った団地の人達は田舎に帰らない覚悟で、終の棲家にする覚悟なので、子供たちの故郷にしようという気概がある。だから今、ジュニア・ジュニア世代が行動しているのだろう。
故郷を離れた者には故郷がある。でもその子供たちは故郷はない。高度成長時代から4、50年経過して、田舎から出てきた人達が、今住んでいるところを子供たちの故郷にしようとしている団地は、今とてもいい感じだ。親子三代が集まってくる。
自分はというと、3年で広島に帰るつもりで出てきて20年以上過ぎてしまったので、未だ異邦人感覚が抜けない。
自分は根無し草になってしまったけど、娘達が根無し草にならなかったのは、よかったと思う。
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