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2015年9月16日 (水)

イケアはなぜ「理念」で業績を伸ばせるのか

イケアはなぜ「理念」で業績を伸ばせるのか 立野井 一恵 PHPビジネス新書
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創業者の精神を受け継ぐには、精神を(DNA)として分かりやすい言葉にしなくてはならない。

IKEAの企業理念は創業者が考えた「ある家具商人の言葉」として伝えられている

  1. イケア製品—当社のアイデンティティ
    できる限り多くの人々が買うことができるように、廉価でよく設計された機能的な家庭用具製品を幅広く提供する。
  2. イケア精神。力強く生き生きとした毎日
  3. 利益は私たちにリソースを与える
  4. わずかなリソースでよい結果を得る
  5. 簡素化は美徳である
  6. 違う方法でやってみる
  7. 一つに集中することが成功の秘訣
  8. 責任を取ることは特権である
  9. ほとんどのことはまだ手つかずだ。輝かしき未来!

そして、同じ価値観を持つ者を採用することを重要視しているそうだ。

 イケアもリニアテクノロジーと同じように、同じ価値観を持ったものを採用することに力を入れている。  誰もやめない会社(2013/02/20)

 同じ価値観を持つ人を選ぶのはシンプルだけれど難しい。つい業務処理能力の人を選んでしまうからだ。

 処理能力の高い人を選ぶと成果が上がるような気がするが、価値観が違う人を選ぶとモラルが低下する恐れがある。モラルが低下すると高い処理能力が発揮できない。つまり、モラルの維持には価値観の一致が必要だ。

 特にマネジャの価値観は重要だ。短期間で組織の存在意義まで疑われる事態になる。

 毎年人事の季節になると自分の後任候補を上げるように求められる。これがなかなか悩みの種だ。

 シンプルに、同じ価値観を持った人を選べばよいと思うようになった。

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