トットひとり
トットひとり 黒柳徹子 新潮社
黒柳徹子氏とテレビ放送の黎明期を共に創った森重久弥、沢村貞子、向田邦子、渥美清、杉浦直樹氏らが鬼籍に入り、ひとり残ってしまった黒柳徹子氏が思い出を綴った本。
子どもの頃、みんなと夢中になって遊んでいたのに、もっと遊んでいたいのに、気がつくと、ほのかに宵闇が近づいていて、広い公園の中にひとりぼっちで残されてて、どうしたらいいのだろうと途方に暮れた、ああいう感じに似ている。穴が空いたのに、替わりに埋めるものが何もない、といった寂しさ。
そして、若い頃の自分かな。
↑表紙は黒柳徹子氏38歳のときに篠山紀信が撮ったセミヌード。
↓裏表紙はもっと若かった頃。
NHKで忙しくなった頃、番組収録の合間での私。
疲れて頭が重くなり、マイクに鼻をのせて、少しでも楽になろうとしてる。
よく撮っておいてくれたと思う、お気に入りの一枚。
201項に全身が写った全身の写真がある。その写真のほうが哀愁を感じる。。
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唯一自身のことを書いているのは、38歳でNYに留学したときのこと。
NYで演技の授業を受けて女優を続ける覚悟ができた。そして、マリア・カラスの言葉。
「人生は修練と勇気、あとは全部ゴミ!」
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