人材流出 <金や肩書き以外でモチベートする>
人材流出は大きな問題である。
優秀な人材の流出を防ぐ「退職引き止め」に成功する確率は?(調査結果) を見ると、引き止めに成功するのは24%程度らしい。つまり、転職したいと思った時点で引き止めるのはかなり困難だということだ。
ウチは教育・訓練にコストをかけているので損失はかなり大きい。更に、流出する人は能力が高い人だから余計影響が大きい。ところがウチは無策に見える。
人材流出防止というとエライ人は、報酬(金)、地位(肩書)、褒章(名誉)を思い付くようだが、給与や昇任は人事関係の規則があることを言い訳に行動しようとしない。
転職する者も 簡単に規則が変えられないことを 知らないわけではない。転職する者を悪者扱いする雰囲気を変えようとしないことに辟易しているだけだ。
転職するものを悪者扱いする輩に限って「育ててやったのに」などと言う。しかし、周囲は皆「お前が育てたわけではない!自力で力を付けたんだ」と思っている。
エライ人たちが見逃している重要な要因がもうひとつある。「やりがい」だ。
今日的な「リテンション・マネジメント」(人材流出引き留め策)
やりがいをもって仕事をしていない者は、仕事の「やりがい」で人がモチベートできることを知らない。
また、「やりがい」を言うと、「ウチはやりがいがある職場だ。そう思え!!」のごとき押し付けになる。「やりがい」は自分が感じるもので、誰かから押し付けられるものではないことは、少し考えれば分かりそうなものなのに...
自分が、金と肩書きで仕事をしているからといって、皆がそうではないことに気が付くべきだ。
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