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2016年2月26日 (金)

シャープ鴻海支援受け入れ <明日の我が身か?>

シャープ・鴻海の“決裂”を期待、未練隠せぬ革新機構…“成立”なら日本勢に脅(2016/2/22)産経WEST

シャープ、鴻海傘下に 臨時取締役会で決議…国内大手家電の一角が外資へ(2016/2/25)日経WEST

シャープは産業革新機構に切り刻まれるより、鴻海の支援を選んだようだ。

今後、鴻海がシャープの経営陣をどう整理するのかが気になる。経営陣に当面クビは切らないとニンジンぶら下げて、高年社員をリストラさせるのだろうか?

「偶発債務」で交渉延長 契約締結は3月上旬に (2016/2/26)毎日新聞

なんだか混とんとしてきた。(2016/2/27追記)

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あくまで救うべきは個人であって、企業ではない。 ~産業革新機構が描いた国内企業の再編構想で思うこと。(2016/2/08)田中博文 Official Site

国の役割は競争力を失っていく一企業、産業を存命させるのではなく、そこに雇用されている人間をいかに速く、有望市場にシフトさせるか、その社会保障制度を整備するのが国の仕事だ。

という意見は正論だ。 しかし経産省に国の視点や社会保障制度の視点は期待できないだろう。つまり、産業革新機構が前面に出ている状況では、企業より先に個人が救えるとは思えない。

 とすれば、鴻海の

  • シャープのブランドを残す。
  • 事業の切り売りをしない。
  • 若手の雇用を維持する。

という条件なら 個人を救う方法として鴻海の支援をうけるのは悪くないと思う。

 シャープという企業はこのまま維持できないのは明白だから、企業としてのシャープと社員がこのまま何もしなくてよいわけではなく、鴻海にとって価値がある間に自ら改革しなければならないことに変わりはないだろう。

 結局は国にバラバラにされるか自ら改革するかの違いだ。

閑話休題

 技術が認められ組織が存続するためには、「売れる技術を持っていること」と「技術を売ることができること」が必要だと、改めて思う。

 ウチの部門で考えると、高い技術を維持して存在感を示し続けるためには、技術を売りに行き、実際に技術で問題を解決することが必要だ。

 と考えると、技術を売りに行く者が足りない。

 シャープの鴻海支援(買収?)は明日の我が身か?

 何もせず、お上にバラバラにされるのはイヤだな。

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