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2016年3月 3日 (木)

チーズはどこへ消えた(3) <神目線から主語を「私」に>

チーズはどこへ消えた スペンサー ジョンソン (著), 門田 美鈴 (翻訳) 扶桑社

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毎年この本をネタに書いている。

 チーズはどこへ消えた(2)(2015/02/20) で、この本を批判する人は神目線でこの本を読んでいるのではないかと書いた。

 神目線は 物事を客観的に見る能力だから、それ自体が悪いことではない。

チーズ・ステーションを神目線で見ることができれば、その時の最良の行動が見つかる。この物語の場合は「変化に対応すること」が最良だ。もちろん違う場面では違う行動が最良かもしれない。

 愚痴の沼、評論の砂漠(2015/02/18) で、問題を発見して、解決に向けて行動するまでには

  1. 問題の存在に気づく
  2. 愚痴を言う
  3. 問題の存在を分析する
  4. 解決策を考える
  5. 解決に向けて行動する

 のステップが必要だと書いた。そして、4段階の「解決策を考える」までは問題の解決の寄与しない行動、即ちただの「文句たれ」だと書いた。

 4段階「解決策を考える」に達している人で、見通しの利く人、頭の良い人の解決策は麗しいものだったりする。そして、麗しい解決策は、神目線で語られていることが多い。

 ところが、神目線で語られた解決策は、5段階「解決に向けて行動する」に移行できない。
つまり、いつまでたっても、「文句たれ」のままだ。
見通しの利く頭の良い聡明な人でも「文句たれ」な人はよく見かける。

 原因は、神目線の解決策の主語が「私」ではないからだと思う。主語が「誰々(自分以外)」は論外、主語が「我々」でも足りない。主語は「私」でなければならない。

 神目線で見つけた解決策の主語が「私」になるように、更に考えなければ、行動に移せないのではないだろうか。



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