県庁そろそろクビですか
県庁そろそろクビですか 円城寺雄介 小学館
佐賀県庁職員の円城寺雄介氏は救急車にiPadを使用したシステムを導入し、救急搬送時のたらい回しを減らした取り組みが有名だ。
2015/2/1にTBSで放送された「夢の扉+」を偶然見た。調べてみると、TEDexFukuoka2013でプレゼンされているようだ。
円城寺雄介氏はスーパー公務員と紹介されることが多いが、自信のことを「はみだし」公務員と称しておられる。
この本を読む限り、考え方はいたってまっとうだと思う。まっとうに考え、行動すると「はみだし」てしまうのが役所という組織なのだろう。
1人で改革に取り組むのは大変だけど、一生懸命取り組んでいると誰かが助けてくれるものだ。それでも八方ふさがりになった時に投げ出すかどうかは、その取組みが私利私欲か大義かで変わるのだろう。私利私欲で行動しているなら投げ出すけれど、大義に動かされているなら、そうそう簡単に投げ出せない。
円城寺雄介氏は終章の中で、
全国各地を回りすごい公務員たちがたくさんいることを知った。役所という堅い岩盤の下にはマグマのような熱い公務員たちがたくさんいる。きっかけさえあれば彼ら彼女らはいつでも飛び出してくるのだ。
と書いておられる。
そして、「きっかけは自ら見つけられる。」と言いたいのではないかと思った。
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