セブン&アイ鈴木会長を辞任をめぐる記事
セブン&アイ鈴木会長を辞任をめぐる記事
鈴木敏文が「コンビニの玉座」から降りた日2016.04.08 東洋経済ONLINE
取締役会で鈴木CEOが提案した社長交代人事案が成立しなかったことを受けての、CE辞任記者会見記事いずれ崩壊?セブン&アイやダイキンなど独裁企業に蔓延する「忖度病」 Business Journal(井上久男) 2016/03/24
忖度:他人の心中をおしはかること。
トップが周囲を忖度できる者で固めると、活力が低下し、自らアイディアを出して働く社員が減ってくる。「忖度病」に罹っているいる会社として、ダイキン工業とセブン&アイHDが挙げられている。鈴木敏文・セブン&アイ会長辞任の「本当の理由」 2016/04/14 PRESIDENT Online(勝見明)
セブン&アイHDの鈴木会長を良く知るという勝見明氏の記事。
注目したのは後継者の育成という観点。
鈴木CEOは、セブンイレブンを一代で創っただけでなく、「コンビニ」という業態を創った経営者だから、その後継者となるには超えなけれならないハードルは高くなるのだろう。
鈴木CEOがイトーヨーカ堂からコンビニ事業を反対されたように、次世代の経営者は前世代の経営者を否定しなければ前世代の経営者を超えることはできないし、事業を成長
させることはできない。
一方で、経営トップの意向を慮る取り巻きが増える「忖度病」も言い換えれば、経営トップの経営方針が行き渡っている状態ともいえるのではないだろうか。(ゴマすりばかりが増えて裸の王様状態になっているのは論外だけど。)
経営トップの経営方針を極めると必然的に「忖度病」的になる。とすると、「忖度病」の中から経営トップや経営方針を否定し、しかも成果を残す者が現れなければならない。
つまり、経営トップや「忖度病」に罹った取り巻きが、神格化された経営トップや経営方針を否定する者の存在を許し、成果を上げるための機会を与えられるかが問題だ。
しかし、経営方針を徹底すると同時に経営方針を否定する者に機会を与えることは大きな矛盾だ。
そして、普通の人間は、他人や他人の信念を否定することができるが、自分や、自分の信念を否定されることは受け入れがたいものだ。
しかも、今現在成果を上げている経営方針の否定が全て正しいわけではない。むしろ間
違っていることのほうが多い。その中から成長をもたらす否定を見極めなければならない。
と考えると、成功した企業が世代を超えて継続していくためには、多様性を失わないこ
とが必要なのではないか。
とはいえ、多様性がありながら経営方針を徹底することは難しい。どちらかに振り切ることはできないだろうから、内部、外部の環境に応じてバランスをとらなければならないのだろう。
↑歯切れが悪いなあ...。
【最近の投稿】
« トランジスタ技術2016年4月増刊 - FPGA電子工作スーパーキット - | トップページ | 「不正」の元凶は「技術屋の頑固さ」か? »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 修理(4) <とうとう修理不能>(2022.11.08)
- LANケーブルテスター(2022.05.18)
- 今時のWebサイトを構築してみた(2022.05.16)
- Type-C 充電器(2022.04.29)
- 全館停電 <ネットワークトラブル訓練>(2022.03.12)
« トランジスタ技術2016年4月増刊 - FPGA電子工作スーパーキット - | トップページ | 「不正」の元凶は「技術屋の頑固さ」か? »
コメント