組み込み展、IoT/M2M展 <雰囲気を感じてみないと分からないことがある>
4年ぶりに「組み込みシステム開発技術展」に行ってきた。
組み込み展(ビッグサイト)、
Interop Tokyo(幕張メッセ)、
CEATEC(幕張メッセ)
ET(パシフィコ横浜)
は欠かさず行くことにしていたのだが、最近は忙しさに感けて気が付くと終わっていたりで行く機会を逃していた。
5,6年前は「組み込み展」が盛んになったころで、業界に活気が溢れていた。
今年は、
ビッグサイト西展示場の半分が「組み込み展」で、他の半分が「IoT/M2M展春」だった。
展示会場に入ってまず感じた印象は活気がないこと。
展示もよく分からない感じだ。世間の関心はIoT/M2Mに移っているからだろうかと「IoT/M2M展」に行ってみると、「組み込み展」よりマシだが活気が溢れているという感じではない。
続いて、東展示場に行ってみた。
こちらは、「データセンター展」
「データストレージEXPO」
「情報セキュリティEXPO」
「ソフトウェア開発環境展」
「クラウドコンピューティングEXPO」 をやっていて、西展示場に比べて活気溢れている。 時間が足りなかったのですべて見ることができなかったのが残念。
展示会に行くとその業界の盛り上がり具合がわかる。そのバロメータは、コンパニオンのお姉さんの数とノベルティの数だ。
今回は、西展示場と東展示場を比べると1:10くらい違うと感じた。
IoTやM2Mが話題になっているが業界は冷めているのだろうか?
古い記事だけど「M2Mビジネスの5つの課題と米国のM2M専業キャリアに見る成功シナリオ (2013/09/17) businessnetwork.jp」
を読むと。
参入できる企業は、体力があって、キャリア、セットメーカ、SIベンダと連携・協業できることが必要のようだ。
M2Mはソリューションで提案できる企業でなければ参入できないだろう。 インターネットが急速に普及した時期や組み込み機器が急速に普及した時期にはベンチャーでもアイディア製品で参入できたがM2Mでは無理ではないのだろうか。
M2M展でヒマそうにしているおじさんとに聞いてみた。
そのブースのパネルと見ると、自動販売機をクラウドにつないで自動販売機から集めた情報をビックデータ解析して、販売戦略、配送の効率化に活用するソリューションのようで、そのメーカは自動販売機をインターネットに繋ぐためのセットを作っているメーカのようだった。
「自動販売機はずっと前からネットワークで繋がってますよね?昔ととどう違うんですか?」としらばっくれて聞いてみたら、回答は要領を得ない。?_?)
それでも食い下がって話していて気になったのは「3G回線余ってますからね」ということ。
なるほど、プレーヤの中で困っているのは3G回線が余っているキャリアだ。
体力もあるし、これまでもソリューションを提供してきた経験がある。
つまり、旗を振っているのはキャリアで、その他のプレーヤは一山当ててやろうと思っていないのではないだろう。 一方、東展示場でやってやっている展示会には一山当ててやろうという企業がたくさんいるのだろうか。 この差が業界の盛り上がりの差ということだろう。
情報はネットで簡単に入手することができるが、雰囲気は感じてみないと分からない。
5,6年前は1日かけて見て回わっていたが、今回は、全ての通路を歩いても興味をそそる展示がない。さらに、歳をとると半日弱歩くと疲れてしまった。
その中で、興味を引いたのは、
まだカタログはないのだそうだ。
株式会社AI
興味をもったのはドロイドのアスナちゃん
ではなく合成音声のほう。
いかにも機械が話しているような喋り方ではなく自然だ。実際の音声から学習できたり、感情表現ができたりするらしい。
ネットは便利だけれど、雰囲気を感じてみないと分からないことがある。今年はCEATECにも行こう。
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