祖父を守るためのシンプルな発明 <重要なことは創造力を発揮したこと>
祖父を守るためのシンプルな発明 スパープレゼンテーション ケネス・シノズカ
(http://www.nhk.or.jp/superpresentation/pastprogram/160505.html)
祖父の身を守るための僕のシンプルな発明 TED
(https://www.ted.com/talks/kenneth_shinozuka_my_simple_invention_designed_to_keep_my_grandfather_safe?language=ja)
自作のデバイスが初めて祖父のはいかいを検知したとき、僕は、テクノロジーで生活の質が上がることを実感しました。
ケネス・ジノズカ氏が実用化した徘徊検知システムは
靴下に圧力センサを取り付けて、BTLEでスマホに通知する仕組みだ。 現在はバッチに傾斜センサ+BTLEが入ったデバイスに進化しているようだ。
徘徊検知システムならば、
ALSOCの徘徊検知システムは焦電センサーと扉の開閉だから、監視対象にセンサーを取り付ける必要がない。
画像認識技術を使用した徘徊検知システムもある。画像認識技術を利用すると、ガスコンロに近づいたことも検知できるようだ。
高度な技術を使った徘徊検知システムは沢山あって実サービスが提供されているようだ。
重要なことは、システムの巧拙ではなく、頭の中のアイディアを現実の物にしたことである。
新しいアイディアを思いつくことは想像力だ。 創造力とは思いついたアイディアを現実の物にすること。 つまり、昨日無かった物を今日現実の物にすることだ。 そのためには、現実の物にするための技術・技能が必要になる。
ケネス・ジノズカ氏が実用化した徘徊検知システムの場合は、電子回路設計・製作技術、プログラミング技術である。
評価されるべきは、目的を達成するために自ら学び、修得した技術を目的達成に使った
ことだろう。
- 問題を解決するために技術を学び
- 問題を解決するために、技術を使う
この姿勢こそが技術者として不可欠な資質ではないだろうか。
訓練で修得した知識・技能だけで仕事をしている人はこの資質が足りないように思う。
言い古されていることだけれど、今の日本の教育システムでは、創造力は育たない。
現場は、人が足りない、技術屋崩れの年寄りがマネジメントできない、という問題はあるが、そもそも技術者に必要な資質(創造力)を持った者を採用していないのではないだろうか。
ところで、
この画像(Youtube)をみると、高校生のくせにデジタルオシロ持ってるじゃなか。(ウラヤマシイ)
両親に理解と財産があるのだろう。
日本ではピアノを習っている少年・少女たちは多い。 彼ら、彼女らの多くは、ピアノを買い与えられているのではないだろうか。(御多分に漏れず我が家も電子ピアノを買い与えたクチだ。)
もし、中学生の息子・娘が、パソコンが欲しいとか、オシロが欲しいとか、ロジアナが欲しいと言ったら買い与える親がどれくらいいるのだろうか。
と考えると、教育システムの他に、子供の将来を想像する力のない両親もかなりの問題だと思う。
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