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2016年5月13日 (金)

がんばると迷惑な人

がんばると迷惑な人 太田肇 新潮社

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 太田肇氏は、

したがって企業や役所のような組織でも、能力や実績のシンボルを与えるため、表彰制度をもっと活用すればよいわけです。

と、"がんばり"ではなく、実績を称える表彰が必要だという。

 日本人は個人を表彰しない。
誰が成果をもたらしたのかは、技術者の世界では顕著に分かるものだが、組織(チーム)の成果とする考え方は根強い。 曰く、「一人を表彰すると、頑張った人が報われない」と。

 典型的な、技術者のマネジメントができない前世紀の管理者だ。

 太田肇氏は、今や、頑張りを強要する同質な組織が一丸になって頑張ればよい時代ではなく、

つまり、これからの経営者やリーダーは、「みんなで一致団結して、がんばろう」「難局を、がんばって乗り越えよう」「今までの二倍がんばろう」と叱咤するのではなく、「みんなとともに自分の夢を追いかけなさい」と励まし続けるべきなのです。

という。

 分かっていたつもりだった。 しかし、自分の行動を振り返ってみると、

まだ、「がんばり至上主義」に囚われていると思う。

 頑張らなくてもよい、目的に従った行動で目標を達成するという合理主義を目指しているつもりだった。 しかし、難局を目の前にすると、つい「頑張ろう」と口にしてしまう。

 「頑張れ」は自分に言う言葉だ。(風に立つライオン(2014/09/18))
他人に「頑張れ」と言わないように心がけているのに。腹に落ちていないなあ。


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