反面教師 <他人を責める言葉ではない>
「仕事の報酬とは何か」の中で田坂広志は「反面教師」について説明しておられる。
そして、もう一つ、忘れてはならない心得がある。
「反面教師」として学ぶ。
しかし、この言葉の意味を誤解してはならないでしょう
なぜなら、我々は、この「反面教師」という言葉を、
しばしば、「皮肉」の言葉として使ってしまうからです。「あの人は、何も学ぶべきものがない、欠点だらけの人物だ」
「だから、あの人から学ぶとすれば、せいぜい、反面教師として学ぶだけだ」そういった「批判」や「非難」を込めた
「皮肉」な意味あいの言葉として使ってしまいます。しかし、この「反面教師」といfう言葉の、本来の意味は、
そういう意味ではない。
では、何か。他人の中にある「欠点」は、必ず、自分の中にも、ある。
そのことを教えてくれる言葉なのです。
そして、この言葉を、その本来の意味そのままに解釈したとき、
我々は、
この言葉を使って他人を「裁く」という過ちから、免れることができる。
そして、この言葉を、
自らの姿を映し出す「鏡」として、使うことができるようになる。この「反面教師」という言葉。
それは、本当は素晴らしい言葉です。
視線が外向きで「反面教師」を語ると、どうしても無意識のうちに「批判」や「非難」してしまう。
視線が内向きになると、自分の中にある残念な部分が見えてくる。
簡単そうに見えて実は難しい。
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