かなり“攻めている”「ひとみ」事故報告書
かなり“攻めている”「ひとみ」事故報告書 日経ビジネス 2016/5/27
X線天文衛星「ひとみ」の「異常事象調査報告書」に関する記事が日経ビジネスにあった。
ライタの松浦晋也氏は、「ひとみ」の事故の直接的な要因である、パラメータ作成時の入力誤りと、作成後の検証漏れを引き起こした原因は、宇宙研の風通しの悪さ、つまり、理学系と工学系の一体感のなさだ指摘する。
取材の過程で、ある宇宙研関係者から聞いたそうだ。
「理工一体というけれどね、昔はそんな言葉はなかったんだよ。当たり前に理学系と工学系は緊密に協力していたんだ。ことさらに理工一体と言わねばならないのは、今、それほどに両者の協力関係が崩れているということなんだ」
はやぶさ2ちゃんと帰ってくるかな...
それはさておき、「製販一体」など「○×一体」は、よく聞かれる言葉だ。
異なる部門の連携の重要性を示す言葉だが、宇宙研の「理工一体」が示すように「理」と「工」、「○」と「×」の間は風通しが悪く、連携できていないということだ。
安易に「○×一体」などとスローガンを掲げる前に、この記事のように「○」と「×」の連携が悪い原因について考えなければならないのだろう。
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