オレがやる! 「負けないリーダー」の仕事術 ―会社で自分らしく生き抜くミドルになれ! ―
オレがやる! 「負けないリーダー」の仕事術 ―会社で自分らしく生き抜くミドルになれ! ― 長野 恭彦 生産性出版
リーダーシップの源泉はすべて人の「内にあるもの」です。そして、リーダーシップはそれが明確な発言や行動として外に現れているひとつの状態です。したがって、リーダシップを再生または創生する最初の一歩は、ミドルの「内にあるもの」、しかも核になるものを言葉にして外に引っ張り出すことです。
リーダーシップの普遍的な方法論があるわけではなく、人それぞれの「内なるもの」に従う言動そのものがリーダーシップになるということだろうか。そして、それがメンバーに認められればリーダーになれる。
「社長が嫌い」でいいカバーせよ
大切なことは社長という存在を、○○さんというひとりの「人間」として見るのか、○○代表取締役として自分たちの会社の「代表」としてみるのか、の違いです。
人間であれば好き嫌いは当然生じますから嫌いでも仕方がないのですが、「社長」は好き嫌いで判断するものではありません。「社長」の長所は何か、ついでに短所も見ておくといいでしょう。それは自分の役割や行動に影響するものだからです。
この観点はなかった。徳のない人はリーダーとして認められないと思っているので、無意識にトップに人徳を求めているのかもしれない。
「人徳」は個人を対象とするものだから、トップを「人間」として見ていて、「人徳」が感じられない人はトップとして認められなくなっている。
「社長」=リーダーである必要はない。「社長」という役職で考えれば、求められるものは「人徳」ではなく「機能」だから、トップの「機能」を考えることで、自分に求められる「機能」が明らかになるということだ。
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