技能者として働く決心 <看護師余りの時代が来る?>
看護師バブル~看護師余りの時代が来る? 看護LABO.com
看護師不足は深刻な状況らしい。何年か前にかみさんがハローワークに行ったときに付いていったら、看護師と保育士の求人が多かった。
社会問題になっているので看護学部や看護大学が新設されていて、近い将来看護師が余るようになるという見通しもある。
ところが、この記事では、資格だけ持っている潜在看護師が増加して実働数は増えず、看護師不足は解消しないのではないか、という。
専門学校ではなく4年制の看護大学・看護学部だったら合格率はもっと高いと思いますよね。でも、実際はそんなことはないんです。
もちろん合格率が95~100%の大学もたくさんあるんですが、80%台前半しかないところもチラホラありますし、中には68.4%という大学もあるんです!これは、現役看護師さんから見ると、考えられない数字だと思いませんか?
この低い合格率を見て予想できることは、看護大学・看護学部に入学した人が全員本気で看護師になろうと思っているわけでないということです。看護師になりたいと決心して入学した人も多いと思いますが、「なんとなく高校の先生や親に進められて、入学した」という人も少なからずいると思います。
厳しい言い方かもしれませんが、そういう人達が看護師になっても看護師の仕事は厳しいですから、長期間続けられるとは思わないんですよね。
この記事を読んで考えたことは、技能者として働くには「決心」が必要だということ。
技能者として働くのは看護師に限らず、IT業界で働くプログラマやSEも同じだ。IT業界の場合は看護師と違って資格試験がない。成り行きでIT業界で働くようになる者は看護師より多いのではないだろうか。
若いうちは体力でデスマーチをやり過ごせるけれど多くは燃え尽きてしまう。これが、プログラマ35歳限界説の正体だ。(ウチの部署は40歳限界説)
技術者になるという「決心」をしていない人は、この限界を超えることができないのだと思う。若い頃のキツイ仕事を体力でこなしている者は、いくら能力が高くてもいずれ限界を迎える。そして、限界を迎えた者は使い捨てられる運命だ。
マネジメントの仕事に移る選択肢もあるが、やはりマネジメントをやる「決心」が必要だ。「決心」していないマネジャは周りに迷惑をかけるので始末が悪いが、技能者として限界を迎え、仕方なくマネジメントに移る頃には、家庭や借金など背負うものも多いから、自分の意思だけで簡単にリタイアできない。
本人も周りも不幸だ。
限界を超えるには、キツイ仕事をしながらも自分を成長させること。そのために「決心」は極めて重要だ。
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