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2016年7月 6日 (水)

会社という病

会社という病  江上剛 講談社

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 ある程度会社勤めをしていると、誰でもが考えているけど、大っぴらに言えないことが書いてある。

 読んでいるうちは「そのとお~り」なんだけど、読み終わると、どうにもならない現実に引き戻される。水戸黄門や遠山の金さんを見た後のような感じだ。

 江上剛氏の体験がベースになっているので、銀行の内情が書いてある。かなり官僚的な組織のようだ。

 官僚的組織の中間管理職はその組織あってこそ存在価値がある。組織に必要とされているには中間管理職「個人」ではなく、官僚的組織に順応し没個性化した「者」だ。 没個性化し特定の官僚的組織に染まった「者」など、別の会社では必要とされない。

 江上剛氏は、銀行という官僚的組織にいながら「個」を捨てなかったことが、退職後作家として認められた要因なのだろう。

 たとえ官僚的組織で働いていたとしても「個」を捨てないことが重要だと思う。


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