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2016年7月14日 (木)

オヤジが新人クンに伝えたいこと

 オジサン達が集まるとある会合に参加したときに人材育成の話になった。

 1人のオジサンが言うには、「部下の新人が、『エンジニアではなくオペレーターになりそうです』と言った。」そうだ。

 オジサンとしては、新人クンには先輩クンがやってるような難しい仕事をまかせられないから、マニュアル仕事や雑用が多くなる。 技術者を目指している新人クンが、このように考えるのは当然だろうね。 

 むしろ、楽な仕事でヨカッタと考える新人クンだと困ってしまう。

 こんなとき、オヤジ達は「君ねえ、最初から難しい仕事は無理だろう。まず自分の技術を磨くことが先だよ。」と「人生の先輩モード」で言いがちだ。 (←結構優しい言い方だね)

 でも、オヤジもオジサン達も新人だった頃は同じことを思っていたんだ。 オジサン達が新人だった頃と今の新人クン達が違うのは、

  • オヤジやオジサン達が新人クンに技術的なことを教えられないこと
  • オヤジやオジサン達が新人クンのロールモデルになれないこと

だ。

 オヤジ達が新人だった頃には、怖いオジサン達がいて時に厳しく、時に理不尽に教えてくれたものだ。「見て覚えろ!」とかね。でも、教えてもらったことは今でも役に立っている。

 オヤジ達も新人の頃、当時のオジサン達を「デキル人」「デキナイ人」などと評価していた。そして、歳を取っても「デキルオジサン」になりたいと思っていた。

 昔は同じ仕事を長い間やっていたから、「デキルオジサン」と「デキナイオジサン」の差は一目瞭然だったんだね。

 ところが、今時のオジサン達は、新人の頃とは違う分野の仕事をやっていることが多くなった。オジサンでも新人クンとの業務経験の差は意外に少かったりする。ヘタをすると、新人クンのほうがよく知っていたりする。

 しかも、最近は人が減って仕事(雑用)が増えているから、デキルオジサンがいても新人を丁寧に教えることが難しくなってきた。(ツカエナイオヤジの面倒もみなくてはならないし)

オヤジやオジサン達が新人クンに直接言えないことなんだけど、

というのが、ホンネのところだ。

 じゃあ、オヤジやオジサン達はダメダメかというと、そうでもない。オジサン達も新人の頃技術的なことを、きちんと教えてもらっていない。それでも、青息吐息になりながら、今でも技術的な仕事でメシを食ってる。

 新人クンが、オジサン達から学ぶべきは

「新しい技術が登場したときどう対応したか」

じゃないかな。

 新しい技術が登場したときに、すぐに研修などで教えてくれるようにはならない。(教える人がいないからね) 「新しい技術が登場したときにどう対応したか」でオジサンになったときの仕事のやり方が決まるんじゃないだろうか。

 これまで、新しい技術が登場したときの対応は人によって違っていた

  • 日常業務から時間をヒネリ出して新しい技術の勉強を始めた人
  • ギリギリまで逃げて仕方なしに新しい技術の勉強を始めた人
  • 早々にあきらめて現場から去ってオヤジになった人

人生色々だ。

 新人クンは、オヤジやオジサン達が飲みに行くのに付き合って「新しい技術への対応」を聞いてみたらどうだろう。うまくおだてたら話してくれるだろう。(コミュニネーションスキルのトレーニングと思って^^)

 これまでに、オヤジやオジサン達が経験したイノベーションは

  • アナログ → デジタル
  • Host/Terminal → Client/Server
  • PBX → TCP/IP
  • COBOL → C#

などだ。(真空管→トランジスタ、A1→F3 を経験した人はもういない。)

 そして、オジサン達が「新しい技術の勉強を始めたきっかけ」とオジサン達の「今の姿が新人クンからどう見えるか」を比べてみると、何かヒントが得られるんじゃないだろうか。

 きっと、真っ当なオジサンは「自ら学ぶ」経験をしてると思う。でも、シラフでは、とっても貴重な「自ら学んだ」経験を、新人クンに言えないんじゃないかな。(説教クサくなるからね)

 「自ら学ぶ」ことを始めると不思議なことに、教えてくれる人、応援してくれる人が現れるんだよね。(誰かが助けてくれる 2012/08/17)


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