すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」である。
すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」である。 牧田幸裕 ディスカバー・トゥエンティワン
前書きで
- 新聞やビジネス誌を熱心に読み、勉強会にも参加しているが、ビジネススキルが身につかないビジネスパーソン
- 自分の「教える力」を鍛えたのに、部下が育たないと頭を抱える部門リーダー
- 合格を目指して勉強を頑張っているのに、模擬試験で結果を出せない受験生
いくら教えても、なかなか子どもの成績が伸びないことに悩むお受験ママ - ゴルフ雑誌を読み、レッスンを受け「目から鱗が落ち」まくっているにもかかわらず、一向にスコアが良くならないゴルファー
のような人に対して解決策が提示できると書いてある。
ビジネスパーソン、受験生、ゴルファーは「教わる力」を習得しなければならない人で、部門リーダーとお受験ママは「教わる力」を教えなければいけない人だろう。
この本は「教わる力」を習得しなければならない人向けかなと思う。「教わる力」を教えなければいけない人にとっては物足りないような気がする。
「教わる力」は目新しい考え方のようだ。しかし、
外山滋比古先生は「思考の整理学」(2016/10/13)の中で教えてもらわなければ学べない学生を「グライダー型人間」と称して、そのような学生がふえること嘆いておられる。
「教えられる力」を身に着けると「グライダー型人間」になる思う。外山滋比古先生は何と仰るだろうか?
もっとも、この本を読んで「教わる力」が習得できるなら、それは「教わる力」ではなくて「自ら学ぶ力」を習得したということだと思うのだが...
« 看護倫理教育 <倫理の衝突のケアが重要?> | トップページ | 成果を明確にしない仕事 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 責任あるAI <「AI倫理」は「AIを使う人の倫理」>(2021.09.24)
- 好きのパワーは無限大 <笑顔のヒミツがココにある>(2021.06.30)
- AM/FMラジオ&トランスミッタ製作集(2021.06.25)
- 起業の天才(2021.06.23)
- 不屈の棋士 <AIの捉え方と情報リテラシ->(2021.06.06)
コメント