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2016年11月29日 (火)

福澤諭吉 <国を支えて国を頼らず>

福澤諭吉 国を支えて国を頼らず 北康利 講談社

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 言わずと知れた私学の雄、慶應義塾の創設者である。

 もう一方の雄、早稲田との違いは、三田会 という学閥学閥が目に見えるような形で存在していることか?

 福澤諭吉が門閥をが忌み嫌っていたことは有名だけれど、期せずして慶應義塾の学閥が出来上がったわけだ。門閥にしても学閥にしても、個人を評価していないことには違いはない。尤も、生前また没後福沢翁の薫陶を受けた者が、学閥ができるだけの人材を輩出したのはまぎれもない事実だ。

 新しい国を創る気持ちは、明治維新の偉人たちと変わらない。しかし、幕府側にいながら維新後手のひらを返したように政府の高官に就くをことを潔しとしなかった。この精神が、「国を支えて国を頼らず」なのだろう。

 「坂の上の雲」が明治を戦争という観点から描いた本とすると、この本は、明治を教育から描いた本だと思う。


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