オフサイトミーティングを企画して分かったこと(2)
これまで何回か有志を募ってオフサイト・ミーティングを企画していた。参加してくれる人は皆地方にいるので集まれるのは年1回だ。 参加してくれる人の間にはそれなりに、一体感や信頼感が生まれてきて、そろそろ具体的な問題解決の話しができそうだと思っていた。
来年への布石にと考えて、オフサイト・ミーティングをやってとても良かったですと、少々盛って上司に報告したら、全国のマネジャを集めたらということになった。異動間近だから、来年度にしようかと思っていたら、今年度中にということになり全国から60人を4回に分けて集めることにした。一度に集める人数を増やせば少ない回数で良いのだが、世話人がいない。
地方の現場から中央の管理部門に集めると、中央側には無意識の権力があるから、世話人は意識して無意識の権力を消さなくてはいけない。無意識の権力を消さないと言いたいことがあっても発言できなくなる人は多い。
逆に、無意識の権力を気にしない人が多いと愚痴大会、批判大会になる。これで失敗した経験がある。
少々強行軍だったけれど、2週間で1泊2日を4回開催した。
参加者には、
タイプ1の人がいても、声の大きいタイプ3の人がいると、そちらに雰囲気が引っ張られてしまう。そこを戻すのが世話人の役目なのだが、なかなか難しい。
タイプ1とタイプ2、3の人は分かれて話をした方が良いのではないかと思うが、タイプ2とタイプ3の人が集まると愚痴大会や批判大会になりそうだ。そんなミーティングの司会は正直やりたくないなあ。
異動や退職することが決まっていて、目の前の問題が、もうすぐ問題で無くなる人がタイプ4になるのは自然なことだろう。
今回のオフサイトミーティングで得た教訓は、タイプ2、3、4の人がタイプ1になるためには、数多くのミーティングが必要だから、世話人を増やさなければならないということ。
今回のオフサイトミーティングを、大きな一歩という人や、ガス抜きという人がいる。
- これから続けていくなら「大きな一歩」
- 続けることができないなら「ガス抜き」
ってことか。
- オフサイトミーティング (2013/05/18)
- オフサイトミーティングを企画して分かったこと (2016/11/06)
- オフサイトミーティングを企画して分かったこと(2) (2017/03/10)
- オフサイトミーティングを企画して分かったこと(3) (2017/03/17)
- オフサイトミーティングを企画して分かったこと(4) (2018/10/27)
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