Japan IT Week 春 2017
「Japan IT Week 春 2017」を見てきた。
【IoT&M2M展】
去年閑古鳥状態だったIoT展は大盛況だった。
つなぐモノやつないだ後のシステムは新しいものはない。モノをインターネットにつなぐといっても回線がいる。ところが無線回線のカバーレンジを考えると、Wifiの次は3G/LTEだ。しかし、全てのモノに3Gを持たせようとするとコストを考えると難しいし、全てのモノに3G3Gの帯域が必要とは限らない。ということで、去年は3G回線が余っているキャリアだけ盛り上がっている感じだった。
今年は、Wifiと3Gの間(1km~数十km)で、低速、省電力LPWAのサービスが立ち上がっている。SONYが最近発表したLPWAは、20mW、80bpsで100km届くという。中部電力と実施していた実証実験では見通しで40km、見通し外で15km通信できたそうだ。
LPWAはボタン電池や、太陽電池で動作する。企画は乱立してるけどサービスは始まっているようだからセンサーネットワークが普及しそうだ。
【組み込み展】
組み込み展はガラガラだった。ブース前のミニセミナーに人だかりがある(O_O)と思ったら、出展者のカードを下げてる(^^;
どこのブースも同じような展示だ、隣接分野の人たちはIoT展に出展しているのだろう。どのブースも似ているから発見がないし刺激がない。
【ストレージ展】
ストレージ展で聞いた話では、今時50Pbが現実的な値で、今後SSDになるだろう。とのこと。SSDを重要なストレージに使って大丈夫か?と思った。
SONYが産業用SDカードを展示してた。専用のF/Wを開発して書き換え回数を減らすことで、寿命を倍にしたそうだ。SDカード内に診断ツールが入ってるそうだ。
SONYがSDカードを売るようになるとはね。
【その他】
アプリケーション関係ではBIという単語を多く見かけた。
Business Intelligence だそうだ。コンセプト自体は昔と変わらないけれど、端末でもサーバでも扱えるデータの量が増えている。
空中浮遊ディスプレイを2か所で展示していた。
このディスプレイは画面より手前で結像するので浮いて見える。立体的に見えたり、反射による映り込みがないないのだそうだ。
職場の人に「展示会行かないの?」と聞くと、反応がイマイチだ。
自分の領域に閉じこもっている人にとっては展示会に行かなくても良い。しかし、新しいネタを捜している人にとっては、隣接領域や他業種のブースを見て話を聞くことで、知識と刺激を受けることができる、良い機会だと思うのだが。
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