ジェフ・ベゾス 果てしなき野望
ジェフ・ベゾス 果てしなき野望 ブラッド・ストーン
電子書籍はKindle 版だけ半額だった。
この本を読むかぎり、ジェフ・ベゾス氏は一緒に働くにはキツイ性格のようだ。
現代ビジネスに「楽天がAmazonに勝てない理由は「物流哲学の差」にあった 2017.06.14」という記事があった。
楽天にとって顧客は「利用者」ではなく「出店者」だから「利用者」の満足度が低くても利益は出る。一方、Amazonの顧客は「利用者」だから、「利用者」の満足度を上げなくては利益が出ない。逆に言えば、楽天よりAmazonの方が利用者のことを考えているという内容。
ジェフ・ベゾス氏が利用者を優先するエピソードはこの本にたくさん登場する。
利用者としては良いことなのだが、Amazonと取引がある出版社、運送会社、影響を受ける小売りにとってはキツイだろう。
「物流革命」が言われ始めて久しい。そして、とうとう、Amazonという形でやって来たということだろう。準備をしていた者は生き残れるし、準備をしていなかった者は生き残れない。 チーターは弱ったガゼルに近づき、Amazonは準備をしていないものに近づくのだ。
ジェフ・ベゾス氏は弱ったガゼルに近づくように指示したらしい。
しかし、よく考えてみると、Amazonが「物流革命」を起こさなかったとしても、いずれ誰かが起こすだろう。「流通革命」が起きれば、やはり、準備していないかったものは生き残れない。
時代は必ず変わる。そして変化できる者だけが生き残れるのだろう。
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