AI・人工知能EXPO <RPAってなに>
AI・人工知能EXPOに行ってきた。
大盛況で、「通路に立ち止まらないで下さい」状態だった。皆、AIや人口知能に期待しすぎのような気もするのだが。これがブームというものだろうか。
画像認識、チャット・ボット、自然言語処理関係の展示が多い。実用化レベルに達しているのだろう。
その中で、引っかかったのはRPA(Robotic Process Automation) 分かりやすくいうと、人間がパソコンを使ってやっている定型的な作業をロボットに代行させるとういうもの。
ここでいうロボットはソフトウェア。Pepper君がパソコンを操作してくれるわけではない。^^)
現在は、ちょっと賢いマクロくらいの感じだが、AI技術の進歩すると自律的に作業ができるレベルになるという。
説明を聞いた感想は、有効かもしれないが、問題を解決しているわけでは無く、本来業務フローを見直すべきところを、場当たり的に対策するようなシロノモだと思った。
ところが、一晩経寝ると、イイかもと考えが変わった。
現状、システムによくある問題は
- システムを構築する際にヒューマン・リソースを考慮していない(人件費は只)
- 業務フローを考えていないからシステム間の連携が困難で手作業が多い
- システムを構築する者は使用しないからは改善は眼中にない
- 文句は言うけど、「改善しようと」いう人がいない(極わずかにいる)
だから、問題を根本的に改善することは困難だ。(無理かも)
一方で、現場では、用途不明のデータ入力が貴重なリソースを浪費して本来業務を圧迫している。
ならば、先割れスプーン的でも使う価値はあるのかもしれないと思う。
もう一つの問題は、情報システム部門に「ユーザの生産性を向上させるためのシステム構築」という考え方が微塵も無いこと。(致命的だ)
「お上(情シス)が構築したシステムを使わせてやるからありがたく思え」的なスタンスだからいつまでたっても使いやすくならないし、業務は効率化できないし、生産性は上がらない。
Excel方眼紙のデータを埋めろというメールが来るとアホかと思ってしまうが、仕方がない。情シス部門が効率化を邪魔しているのだから。
「民は之に由らしむべし之を知らしむべからず」というお上思想が根強いから、情報を共有しようとすると、とんでもなく苦労する。 普通の人は、そこまで苦労して情報を公開しようとは思わない。情報共有できれば1+1が3になる可能性はある。しかし、現状は1+1は0.5だ。ロスが多いのである。
愚痴になってしまった。 (^^ゞ
「ユーザのために」とはいわないので、先割れスプーンでもいいから導入してくれないかな。
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