伝えることから始めよう <創業者を乗り越えるのはいつの時代も若い人の力>
伝えることから始めよう 高田明 東洋経済新報
ジャパネットたかたの創業者 高田明氏の自叙伝。読んでいて、高田明氏のあの声が頭の中に響いているような気がする。
ジャパネットたかたの社長交代は世間が注目していた。そして、2015年に高田明氏は宣言どおり社長を交代して経営から引退された。
世間では、社長交代で業績が低下し、高田明氏が再び社長に就任するのではないかという憶測があった。
テレビショッピングのMCを降板することが最大の営業リスクとまで言われたが、予定どおり2016年にMCを降板された。そして、現在まで復帰することもなく、2017には赤字だったV・ファーレン長崎の社長に就任された。
多くの創業者が晩節を汚すなか、見事な引き際である。
社長を交代されたころのインタビュー記事がある
- 「TVスター経営者」があっさり引退できた理由 ジャパネットたかた前社長、高田明氏に聞く(上) (http://style.nikkei.com/article/DGXMZO02866760X20C16A5000000?channel=DF310520160256)
- 「私と180度変えてもいい」TV通販王の引き際 ジャパネットたかた前社長、高田明氏に聞く(下) (http://style.nikkei.com/article/DGXMZO03265570W6A600C1000000?channel=DF310520160256)
高田明氏はインタビューの最後の中で、
繰り返しになりますが、100年続く会社にすることが私の悲願であり、私の代で終わってはいけないのです。
創業者を乗り越えるのはいつの時代も若い人の力です。
とおっしゃる。
年寄りは若い人の力を信じて、若い人の邪魔をしないようにしなければならない。
創業者を乗り越えるのはいつの時代も若い人の力だ。
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