トランジスタ技術 1973年5月
トランジスタ技術 1973/5
ヤフオクでトラ技 1973年5月号を買ったら1971年5月号が届いた。ので、ハイファイ堂から古本を買った。
1973年当時の値段は320円。2017年の物価は当時の4倍くらいだから今にすると1,200円くらいだ。2017年のトラ技は1,000円くらいなんだけどな。
トラ技1971/5 は「フレッシュメン特別号」1973/5も「フレッシュメン特別号」だ。毎年5月号は「フレッシュメン特別号」だったのだろう。
JA1AYO 丹羽一夫氏による、「PLLを採用した144MHzシンセサイザートランシーバの製作」がある。丹羽一夫氏は60年代から90年代にCQ誌やトラ技に技術解説や製作記事の連載を持たれていた。連載を読む度に毎月毎月いつ作っているのだろうと思っていたら、1969年から1973年までCQ誌の編集長だったようだ。納得。
1971年から1973年までの2年で大きく変わったのは広告だ。
1971年には掲載されていなかった信越電気商会の広告が掲載されている。現在の店舗から総武線寄りに一本手前の通りにあった(現在のツクモパソコン本店)頃の地図が載ってる。
FETは安くなっている。1971年に570円だった3SK35は1973年には250円になっている。2SK19は変わらず150円だ。
そして、TTLの広告が増えた。SN7400(NAND)が120円、SN7490(Counter)が330円、SN74181(ALU)が4500円(o_o まだ74LSはない。
デザイン集に掲載されている標準的なFMチューナのフロントエンドは
2SC930E(RF)-2SC930E(OSC,MIX)だ。標準品にはFETは使われていなかったようだ。
50MHz帯と140MHzのフロントエンドも掲載されていた。
50MHz帯は2SK19x2(RF)-2SC784(MIX)。 RFに2SK19のカスコード接続を使うのはVHFハンドブックにも載っていたような気がする。
140MHz帯は3SK35(RF)-3SK35(MIX) 2SK19はこの周波数帯まで使えない。
パーツ棚をゴソゴソしたら3SK45が出てきた。3SK59があったはずなのだが。(ついでに2SK19も。)
3SK35と3SK59は東芝、3SK45は日立、3SK39は松下だ、無線機の保守をやっていたときには、まだ3SK39が使われていて、ほどなくしてバイポーラTrに変わった。
それはさておき、目的のATOM-8の記事はあった。
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