MOMO初号機打ち上げ報道と確証バイアス
MOMO初号機打ち上げ
満足な結果ではなかったけれど。今は失敗することが大きな財産だと思う。H2Aも何度も失敗して今がある。 H2Aは税金だからかなりのプレッシャーだけれど、民間企業だから国民から非難されることもない。
ノウハウは失敗から得られる。そしてノウハウを公共機関ではなく、民間企業が持つことの意味は大きいと思う。
将来、マイ人工衛星が持てるようになると考えると、楽しくなるよね。
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ところで、この報道が日本と米国で違うことが話題になっている。元はTwitter(https://twitter.com/ChoiChoiAdv/status/892344537154109440/photo/1)。
ホリエモンのロケットの打ち上げ結果の日本とアメリカの報道の違いにメディアの質を見た(←http://temita.jp/twitter/51650)
日本のメディアは「失敗」で米国のメディアは「部分的成功」と報道したという。
なんでもかんでも米国の方が良いというわけではないだろう!と思ったら。ちゃんと調べている人がいた。
ホリエモンロケットは「失敗」だったのか、部分で全体を語らない(←http://www.netlorechase.net/entry/2017/08/04/080000)
結論は
①「失敗」の表現を見出しに使った3紙は時間的に速報扱いであり、その状況では「失敗」という言葉を使うこともありうるだろう。
②アメリカメディアで「partial success(部分的な成功)」というような、好意的な見出しをつけているのはEngadgetの一記者だけであり、アメリカ全てのメディアがそのような表現を使っているわけではない。
③過去の日本の打ち上げ失敗に関しては「失敗」の表現を使っており、記事見出しだけで、日本とアメリカのロケット開発の温度差をはかることは難しい。
確証バイアスのせいで、日本の報道はダメと書くと同調する人が多い。
タイトルが「認証バイアス」になっていた。正しくは「確証バイアス」(2017/8/22)
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