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2017年10月 6日 (金)

Excel方眼紙 <一太郎の様式と大して変わらない>

 最近職場のとある様式が一太郎 (^^;からExcelに変わった。
ウチの職場は未だ紙文化なので、一太郎で罫線を使った立派な様式がゴロゴロしている。

 Excelに変わった様式も、昔はペンで書いていた罫線が多い様式をそのまま一太郎で様式化したものだった。悪いことに、年齢など毎年必ず変わる入力項目があるので去年のデータをそのまま使えないので、毎年年齢などをインクリメントして提出していた。

 何を考えたか、この様式がExcelに変わったのだ。
年齢などは、マクロで計算してくれる。データを抽出してCSVで保存するマクロもついている。

 どうだ便利になっただろうと言わんばかりに様式変更のお知らせが来た。

 しかしである。そもそも、なぜ毎年提出しなければならないのか? なぜ差分ではダメなのか?

 彼らが考えているのは、データを使う人(彼ら)の手間が減るかどうかということで、データを入力する人(大勢の人たち)の手間が増えようが減ろうが知ったことではない?。

 おそらく、彼らにはマスターデータという考え方が無い。ICT関係の仕事をしているので、おそらくマスターデータとは何かを知らないわけではないだろう。

 単語は知ってはいるが、自分の業務で何をマスターデータとするか、その結果どれだけ省力化できるかのイメージできないのだろう。紙に印刷できれば全てOKという考えだ。
つまり、残念ながら情報リテラシーが無いのだろう。

 情シス部門にいる人たちはというと、彼らもExcel方眼紙に入力しているはずだが、アドバイスもしないようだ。

 情シス部門の人たちは、バ~ンと企画をブチ上げてシステムを導入することは成果になるが、自分たちの業務が効率化するような地味な仕事は成果にならない。成果にならないので、自分たちの仕事が効率化・省力化されようがされまいが無関心だ。

 ユーザにとっては、ハッキリ言って一太郎の様式だろうがExcel方眼紙だろうが、一旦入力したあとは使い回ししているので手間は変わらない。面倒なのは入力フォームを頻繁に変えることだ。

 情報リテラシーの重要性を感じる。


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