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2017年10月19日 (木)

事実と意見 <感情的にならないように>

事実と意見を区別する (http://ohimhouse.cocolog-nifty.com/me_like_chocolate/2017/08/post-dbfd.html)  を読んで考えた。 

 事実と意見との区別は欧米では幼いうちに教えているというのを 本で読んだことがある。(たしか木下是雄先生の本)。欧米では誰でもが習得すべき能力なのだろう。

 ところが、日本人は事実と意見の区別は重要視していないと思う。
日本人の社会は事実よりも多数派の意見(世間の意見)や空気が重要視されるので、客観性よりも、誰々さんが言ったのような伝聞の方が説得力がある。

 よく聞くのは、「みんな言ってる」とか「みんな持ってる」とかだ。生来天邪鬼なので反射的に「みんなって誰よ。」と思う。時に本当に言ってしまうので空気が読めない奴になってしまう。

 経験では、理性的に考えることができている間は、論理的に考えられるので事実か意見かは分かる。 ところが、感情的に考えるようになると、事実か意見かを判断しようとしなくなる。

 一旦感情的になると、事実と意見の混同→的外れな反論→反論の不備を指摘される→更に感情的→ウキー!、の悪循環に陥ってしまう。

 分かっているのでなるべく感情的に反応しないようにしているのだが、不意を突かれると、つい感情的に反応してしまう。

 他人に都合の悪い事実を伝えなければならないときには注意が必要だ。こちらは事実を伝えたいのに、相手が感情的になると事実が伝えられなくなってしまう。事実だから良いだろう(普通はそんなふうに思わない^^;)とストレートに伝えてしまうと相手が感情的になる。

 上手な人は相手が感情的にならないように伝えているんだよね。


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