行こう、どこにもなかった方法で
行こう、どこにもなかった方法で 寺尾 玄 新潮社
バルミューダ社長の寺尾玄氏の自伝?のような本。
社長の本は経営哲学や人生哲学が書いてあることが多い。特に日経新聞の私の履歴書のような本は良くまとまっている。この本は寺尾玄氏の人生哲学そのもののような感じだ。しかもまだ若いので発展途中なのだろう。
カンブリア宮殿でバルミューダを取り上げていて、初めて寺尾玄氏を知った。
カンブリア宮殿で寺尾玄氏の新製品のプレゼンやインタビューを見て、ジョブズのようだと思った。
バルミューダの製品は、いわゆるプロダクトアウトだ。家電というコモディティ化した領域で中小企業が生き残るために、エッジの効いた製品をコアな消費者に売るという、Appleと同じ戦略をとっている。
この本を読む限り、それを狙っているわけではなく、寺尾玄氏がこれまでの失敗から得た人生観によるものではないかと思う。
番組の中で寺尾玄氏はすべての製品の開発に関わっているという紹介があった。だとするとジョブズ亡き後のAppleがiPhone8でコケたように、いつか飽きられるときが来るのだろうか?
寺尾玄氏はまだ若いし会社も小さいからこれからどうなるかはわからない。
バルミューダと寺尾玄氏に注目しておこう。
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