軽くなろう
官僚組織の中に新しい組織を作るのは大変だ。
組織には目的がある。建前では、組織は合目的であるはずだから目的が達成されたり、目的の優先順位が低くなれば、その組織の存続を含めて見直さなければならない。建前では。
ところが、新しく組織を作るのは大変だから、いつしか組織を守ることが目的になってしまう。
時代や周りの環境に合わせて組織を変えるのは、言うは易く行うは難しだ。よく考えて自分のいる組織は不要という結論にたどり着いたら葛藤を抱えてしまう。
組織が突然死しないようにするには、環境に左右されないように組織を重くすれば良い。
重い組織では、昨日やっていたことを今日もやる。1年前にやっていたことを今日もやる。そして、人も重くなる。痩せた人でも重くなる。
彼らは、明日も1年先も同じことをやろうと思っているのだろう。
重い組織、重い人はタイムリーに価値を提供できない。安定して価値を提供できなければならない場合もあるから、重い組織、重い人が求められることもあるから、自分が何を求められているかが重要だ。
タイムリーに価値を提供するには、組織が軽くなければならない。当然人も軽くなければならない。
若い頃は、思慮分別くそくらえの軽い人間だったのに、気がつけば分別臭い人間になっている。それを年の功と言う人もいるけれど、単に重い人間になっているだけなのだろうか。
先人が重くしたものを軽くするのは大変だ。まず、自分が軽くなることか。
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