人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門 <分かりやすいけど消化不良>
人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門 中土井 僚 PHP研究所
前書きに
「上が変わらなければ」という経営陣に対する批判とは裏腹に、カリスマ的なリーダーが現れ、危機的状況をなんとかしてくれることを望む「救世主待望論」。「みんなが危機意識を持たないので会社は変わらない」という諦めとともに、「もう後がない!」というくらいの危機に陥れば一致団結して大逆転できるのではないかと淡い期待を抱く「危機団結論」。そして、なんのかんの言いながら最終的にはどうにかなるのではないかという「ポジティブ幻想論」などです。
とある。 まるでウチの職場のこと見て書いたのかと思える内容だ。
U理論は
U理論とは、一言でいえば「過去の延長線上にない変容やイノベーションを個人、ペア、チーム、組織やコミュニティ、そして社会で起こすための原理と実践手法を明示した理論」です。
らしい。
著者は本家「U理論」の訳者である中土井僚氏である。本家「U理論」は読んでいないのだが、この本は非常に読みやすい。 冒頭の引用のように、組織の問題は一般論のように書いてあるが身の回りに沢山ある。これが読みやすい要因だろう。
「なぜ人と組織は変われないのか」
「実行する組織」
「学習する組織」
等、似たような内容の本を読むと、内容は何となくわかる(分かった気になる。
しかし、いざ、実践しようとするとハタと困ってしまう。
U理論を考案したオットー・シャーマー博士もこの本の著者の中土井僚氏も思考と実践を積み重ねているから分かる境地があるのではないだろうか。
いまのところ、消化不良だ。
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