人生やらなくていいリスト
人生やらなくていいリスト 四角大輔 講談社
タイトルだけ見るとハウツー本のようだけど、内容は、世の中にある誰が決めたのか分からない常識を40個取り上げて、常識どおりにしなくていいと言ってくれる本。
例えば、5章 仕事では
- イヤな仕事でもいい。
- あたり前のことができればいい。
- ていねいすぎてもいい。
- 好きな人としかつきあわなくていい。
- 長い時間働かなくていい。
という具合だ。
でも、デタラメで良いわけではなく、きちんと挨拶をするとか、努力するとか、自分らしく生きるとかは必要だとおっしゃる。
世間の常識どおり行動するのが苦手で、学校や会社の中で生きにくさを感じている人は、この本を読むとちょっとだけ勇気づけられる。
この本に書いてある「やらなくていいリスト」は、四角大輔氏が自身の人生の中で得た教訓だから、万人に効果があるというものではないだろう。
世の中の「常識」や「ルール」は誰かの都合で作られたものがほとんどだ。真理に基づいているものは意外に少ない。 真理に基づいていること、人として当たり前のことを真面目にやろう。少なくとも真面目にやる努力をしようということだろう。
四角大輔氏は節目で味方になってくれたり、助けてくれる「節目の人」に出会っている。
逆に、このような人の出会いが人生の節目を作るのかもしれない。
60年近く生きて40年近く働いていると、何人か「節目の人」と出会ったような気がする。
しかし、「節目の人」がいつ現れるかは、全く予想できない。
自分は誰かの「節目の人」になっているのだろうか?と思う。
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