「AIが仕事を奪う」はウソかもしれない ケーキショップの店員は無くならない
「AIが仕事を奪う」はウソかもしれない 海老原 嗣生 日経 BizGate (2018/6/19)
海老原嗣生氏はケーキショップのレジ担当を例に、単純労働はそう簡単に無くならないとおっしゃる。 しかし、例が良くない。
ケーキショップのレジ担当の仕事として
- ケーキをショーウインドーから出す。
- ケーキを箱詰めする。
- バックヤードからケーキを補充する。
- ショーウインドーを磨く。
- 値札を変える。
を挙げておられる。 これらの仕事は定形的な作業だからマニュアル化できる。
コストを考えなければ、今現在でも、AIを使わず自動化が可能な作業ではないだろうか。
ケーキショップのレジ担当の大きな仕事は、客とのコミュニケーションだろう。
町のケーキショップはリピータ客が重要だから、定形的な作業を効率化するより、顧客満足度を上げる方が効果的だ。
AIで仕事が無くなると言っている人も、ケーキショップのレジ担当という仕事が無くなるとは言っていない。 むしろ、感情を読み取ることが重要な仕事は無くならないと言っている。
(ネットで注文するとドローンで配達してくれるようになるとレジの店員は必要なくなるかも。)
そもそも、AIやロボットを導入して採算が採算がとれるケーキショップってあるのだろうか? と考えると例示が良くないと思う。この記事にあるような雑多な仕事は奪われることはない。
人間に残される仕事は、
- 創造的な仕事や人の感情を読取る仕事など 人間にしかできない仕事
- AIやロボットを導入すると採算がとれない雑多な仕事
だろう。
つまり、問題は記憶orマニュアル+単純作業という多くの仕事が無くなる。しかし、雑多な仕事は求人が限られているということだろう。
最近、逆張りのキャッチーなタイトルで目を引いて、Amazonに誘導する記事が多くなったような気がする。
この記事はAmazonに誘導されることはないのだが、釣られた自分が悔しい。 orz
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