アラ定 若い人達のために何ができるのか
要注意!若いミドルマネジャーを苦しませる「アラ定(アラウンド定年)の部下」たち (2018/07/02)
ライタの横山信弘氏は
今の日本企業は、30~40代のミドルマネジャーによって支えられています。「アラ定」の方々は、こういったミドルの心の支えになるだけでなく、手足となって動かなくてはならない時代になってきたことを自覚しなければなりません。
とおっしゃる。正論だ。アラ定の身としてはグウの音も出ない。
今後、日本のミドルマネジャーは、入社2~3年目の若者部下と、定年まで2~3年のアラ定部下を同時にマネジメントしていかなくてはならない時代が来ます。
アラ定だけでなく今後再雇用も増えるのでミドルマネジャは更に頭が痛いだろう。
横山信弘氏、アラ定が「あと少しで定年なんだから、勘弁してくれよ」と開き直ることが問題だとおっしゃる。そしてミドルマネジャは動かぬ証拠で「アラ定」部下をリードするのだとおっしゃる。
アラ定がなぜ開き直るかというと、アラ定は定年を前にして既に一生分働いたと思っているからではないだろうか。
20代の若い頃や30~40代のマネジャの頃に給料以上の長時間労働している。
人の働く気力は一定で、アラ定のこれまでの働き方は極めて生産性が悪いので、もう働く気力が残っていないのだ。 残念ながら。
更に、生産性が悪い働き方をしていたので、学ぶ方法を習得していない。 だから、残された時間で新しいことを学んで成果を上げることができない。
アラ定が鬱陶しがられるのはしかたない。 我々は先輩達と同じようにはできないのだ。 アラ定は昔のように長時間労働や体力を求められても応えることはできないし、若い人達が持っている技能を求められても応えることはできない。
アラ定にできることを考える。
- 若い人達が持っていなかったり苦手なスキルもあるだろう。 少々錆びていても、昔取った杵柄でも、それを見付けて提供しよう。
- アラ定の管理スキルは非効率、非生産性の元凶だったりするので、求められても心を鬼にして提供しないようにしよう。
- 自分たちのことは棚に上げて堂々と「業務を効率化して生産性を上げた方が良い」と正論の一つもぶってしまおう。
同じ開き直るなら、大目に見てくれというより、こちらの方がいいだろう。 どうせ鬱陶しがられているのだから、鬱陶しいことが1つ2つ増えても、今までの行いや評価、実績が変わるわけではない。
我々アラ定に詳細な指示をしてくれる人はいない。 先輩たちのアドバイスは時代が違うので参考にならない。
ならば、若い人達のために何ができるか自分で考えよう。
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