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2018年8月14日 (火)

昇任試験 <自分に向き合う>

 今年も昇任試験の季節がやってきた。

 空気を読んだ「こと」にして昇任試験を受ける人がいる。 昇任の希望を聞くと昇任に前向きでないようだ。 昇任すると技術的な仕事に携われなくなる可能性が高いことが理由だ。技術志向の人に多い。 そういうキャリアパスが無いという事情はある。かつて自分もそうだった。

 受験が任意だった頃から、受験しなくてはならないという空気があって、受験しないことを選択すると面倒なことになりそうな雰囲気があった。 しかし、ちゃんと理由を説明して受験しないと言えばそれ以上追及されることもなかった。 (当然だ。自分の希望は自分が決める)

 結局、空気を作り出しているのは、受験圧力ではなく、空気を読んだ「こと」にしている人たちなのだ。

 そして、彼らは受験しない決心、あえて昇任しない決心ができない。

 問題は、本当は昇任の意欲が無いのに試験に合格してしまう人だ。
生真面目な人は答案用紙を前にして「始め」と言われると、つい全力を出してしまう。 そして、不本意ながら試験に合格してしまう。

 彼らは、昇任しない決心をしていないし、昇任する決心もしていない。 そして、大事な場面で嘯く。 

 「本当は合格するつもりはなかったんだけど、合格してしまった」と

 以前に、論文試験(2015/08/19)で、昇任試験を受けるなら自分に向き合うことが必要だと書いた。 もちろん、昇任するかしないかは本人の自由だ。 しかし、昇任しないとしても、受験しなくても、自分に向き合うべきだ。

 空気を読んだ「こと」にして受験するのではなく、受験しない理由を説明するべきだ。
その理由が却下され、受験を命じられるなら受験すればよい。

 自分に向き合っていれば、意にそぐわず昇任したときに、逃げないで仕事に向き合うことができる。

 なにより、周りを不幸にしなくて済む。



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