ロッテ福浦の2000本安打と村田の悲哀
ロッテの福浦が9月22日に2000本安打を達成した。おめでとうございます。
出場機会が減っていたので今シーズンでの達成は難しいのではと思っていた。 しかし、球団の後押しもあって今シーズンでめでたく達成となった。
違和感を感じている人もいるようだ。
「ロッテ福浦2000本安打達成」の違和感 Yahooニュース (2018/2/23)
わからなくもない。
最近の球団は親会社の道楽ではない。 経営は重要だから集客を重要視するのはいた仕方ないだろう。 ベイスターズのように経営を健全化しつつ優勝争いができるのがベストだが、優勝争いが無理なら地元のスター選手の記録達成で集客するのは合理的だ。 それもプロスポーツだ。
もう一人2000本安打に近かったのが独立リーグでNPB復帰を目指していた村田だ。
もう1シーズンやれば2000本安打は達成できそうだが、結局どの球団からも声が掛からなかった。 現在の能力だけなら福浦より村田の方が上なのかもしれない。 しかし、野球は1人でやるものではないし、残念ながら村田1人で客が呼べる時期は過ぎている。 選手としては最盛期ではなく末期だ。
現役末期に客が呼べる選手は、ヒストリーとストーリーを持っている。 ここが、福浦と村田の違いだろう。 ヒストリーとストーリーもヒット数のように積み上げてきたものだから今更どうすることもできない。
ヒストリーとストーリーで客が呼べるなら球団は記録を達成させようとするし、チームのメンバーへの良い影響を期待するだろう。 つまり、球団から求められる存在だ。 これが、現役末期の選手の価値なのだろう。
アラ定になって再就職や再雇用が気になる年代になってくると、村田の悲哀は他人事ではない。
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