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2018年10月31日 (水)

組織の失敗学

組織の失敗学 樋口晴彦 中災防新書

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 エラー防止だけでなく、事故・不祥事にまつわる事例やリーダーシップなど幅広い内容。 実務経験に基づく判断は参考になる。

 樋口晴彦氏は中間管理職のリーダーシップについて

対策の是非について議論が分かれるような得意な案件でさえなければ、トップ自らの力リーダーシップは無くて構わない。むしろ必要とされるのは、中間管理職レベルのリーダーシップである。その場におけるトップの役割は、中間管理職の自発的行動を促すために「後の責任はオレが取るから、君たちの思うようにやってくれ」と後援してやることだ。

とおっしゃる。

 中間管理職レベルのリーダーシップが機能していれば、トップの管理は迷惑この上ない。

 良識あるトップとして振る舞うのは難しい。

 中間管理職レベルのリーダーシップが機能しているなら余計なことはしない。 中間管理職レベルのリーダーシップが機能していないならリーダーシップを発揮する。

 謙虚さとリーダーシップを持ち合わせているのが真のリーダーなのだろう。


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