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2018年11月20日 (火)

謝恩会 <人材育成への本気度が分かる?>

謝恩会は広辞苑によると、

感謝の意を表すために開く会。多く、学生が卒業時に教師に感謝して開く会をいう。

らしい。

 生徒たちが自分たちを毎日指導してくれた教師に対して感謝の意を表すのは日本の麗しき伝統だ。 だから、師弟関係は家族関係、友人関係、とは違う特別な関係になるのだろう。

 教師が「師」であろうとするなら、学生の感謝の意は受け止める。つまり謝恩会には万難を排して出席するだろう。 逆に、教師が謝恩会を欠席する行為は、学生に対して師弟の関係ではないと公言しているようなものだ。

 では、毎日接していない講師や直接指導していない総務、庶務、企画部門などの裏方はどうか?

 講師や裏方は教師と同様に重要で、教育の目的を達成するためには欠かすことができない存在だから、講師や裏方に対して学生が感謝の意を表すのは当然である。

 とすると、感謝の意を表された講師や裏方が謝恩会を欠席する行為は、学生に対して関係を持ちたくないと公言しているようなものだ。 つまり、講義を依頼されたからとか、業務だからという理由で関わっただけで、学生を指導・教育するつもりはないという意思表示だ。

 組織内の研修ではどうか?

 昔に比べて人材育成は重要だと言う人は多い。 実際に多くの研修を行っている組織もある。 表向きには...

 謝恩会や懇親会に出席した人を見ればその組織がどれだけ人材育成を本気で考えているかが分かるのかもしれない。

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