ずれた反論 <わざとずらすヤツは厄介だ>
NHK高校講座 ロンリのちから(19) ずれた反論
スクリプトは→(https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/ronri/archive/resume019.html)
たまたま休みだったので、何気無しにEテレを見ていたら、ロンリのちからをやっていた。一般社会では、ずれた反論はよくある。 社会に出る前に論理的思考ができるようになっておくのは重要だ。さすがEテレ。
非論理的な人はずれていることを認識していないし、ずれた反論をするのがカッコイイと勘違いしている人も見かける。
反論がずれるのは↓のような場合だろう。
- 感情的になっている
- 議論するつもりが無い
- わざとずらしている。
感情的になっている
自分が咎められたときに、「お前もやっているじゃないか」という反論。
論理的な正解を求めているわけではなく、咎められたから感情的になって反論しているだけだ。
感情的になって論点を無視して反論するからずれる。
議論するつもりが無い
よくあるのは「お前が言うな」という反論。
議論するつもりはなく相手を叩きたいだけだけだ。
特にネットは多いように気がする。
わざとずらしている。
会議などでわざとずらす輩が一番厄介だ。
わざとずらす輩は賢い奴が多い。
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なぜ意図的にずらすのか考えてみた。
わざとずらす輩は議論したくないのだろう。
会議は、論点を明らかにして議論して正解なり最善策を見付けるのが目的だ。 ところが、正解なり最善策が見付かると、行動しなくてはならないし、それまでの考え方や行動を変えなくてはならないことがある。
意図的にずらす輩は、賢いが故に結論が早く見えて自分のやるべきことが分かる。
だけど、それをやりたくないのだろう。
一般的には、生産性の低い組織には、ずれた議論が多い。 逆に言うと、ずれた議論が多い組織は、正しい議論、合理的な行動ができない組織だ。
「組織」を「人」に変えても同じ。
- ロンリのちから (2015/01/07)
- 「お前が言うな!」に潜む危険性 (2018/06/22)
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